ユーデンブルクへ
初日でメンバー4名中3名と合流し、昼にウィーン空港に鈴木君を迎えに行く。
そしてレンタカーで4人でユーデンブルクに向かう。
ユーデンブルクへはウィーン空港から車で220km。
この「〜ブルク」と言う言葉はサンクトペテルブルクなどなど、色々な地名でも使われていて、
「街・城塞」と言う意味があり、今では城の周辺が栄えた「街」を意味するようになっています。
ドバイ経由で「飲むあんこ」でオーバーバケッジ(世界初?笑)を食らった鈴木君w合流です。
前回の教訓
ATSX250のロシア戦から学んだ事を今回の500に反映させるため結構悩みました。
そして選んだ結論が「良いブーツ」にする。
話は逸れますが近年スキーをやり始めていて、
初心者の自分に指導してくれている水沢さん(インライン)にこんな事を言われました。
「道具を使うスポーツは、その道具にどれだけ身体を預けられるかが重要」
確かに。。この言葉がアイスクロスに対しても結構心に残って、次のオーストリア戦に向け深く考えていました。
どのジャンルも道具の開発にはその時のメーカーの最新技術が詰まっていて、
軽量化と扱い易さ、性能アップに伴い値段は比例している。身体を防具に任せる事が出来れば道具の性能も発揮する。
また無駄な力は体力や時間にもロスなのと、コントロールをも失う。
改めて考えると全てのスポーツで「リラックス」は大事だけども、道具に身体を預け性能に結び付く意識はそれまでしていなかった。
インラインではあったかもしれないが、良いベアリングにすれば速くなる理論とは少し違う気がする。
自分の持っていた中間クラスのCCM.FT370は決して悪いブーツではないけど、最近カーブで捩れを感じている。
理由はくるぶしのホールド感とシェル(ブーツ外側)の剛性。この捩れは刃にも影響しているのが分かってきた。
また数回熱形成をし直しても、今以上にくるぶしのホールド感を上げる事が出来なかった。
通常の綺麗なアイスリンクなら良いけど、天然ガタガタなコースで滑った事がある自分としてはホールド感は欲しかった。
結構悩んだけども、今回のコースがハイスピードコントロールが大事になり「怪我回避」
それと「一生物」と自分に言い聞かせ、BAUER 2SPRO(最上位)をセールで購入。(身の回りの物をメルカリ出品しまくる)
自宅でインライン同様に熱形成をし練習。硬いけど硬くない。身体を預ける安心感が増した良いのもは良いね。
エッジ(ホッケーではエッジ刃をランナーと言うらしい)はロシアで作ってきたダウンヒル用を2セット持ってきた。
ブーツは性能、刃は得た経験、微調整は経験から得た知識。こんな感じでオーストリア戦に臨みました。
話を戻し夕方到着この日はホテルをチェクインをし、夕飯をレストランで食べて終了。
ユーデンブルクに到着
朝食を済ませすぐにホテルのロビーで日本人の細川君と会った。
聞けばグラーツ(150km?)からタクって深夜ついたらしい…びっくり。会場へもタクシーらしい…びっくり。
なにはともあれ、レンタカー組は雪山に向け出発。
ここからは急勾配な雪山道。
色々な情報を集め鈴木君と斎藤君の経験を元に今回4人共同移動をとったが、
正直この光景をみて「4駆のSUVで正解だった」と改めて安堵してしまう。
無事会場に到着。この日は練習日なので着替えて練習です。着替えまじ寒い。
久しぶりで慣れない?ガタガタでどの位がハイスピードなのか分からない?
鈴木君はこのままのコースだと荒れると予想。まぁみんな荒れれば自分自身も更に荒れるんだけどねw笑
今回も分からない事だらけだけど、登山でスタートゲートに戻るため細かくコースチェック出来る。これは幸いだった。
他の選手がどこで転ぶのか?何処で漕ぎ、何処がブレーキングポイントなのかが分かった。
ただ標高1600m位の会場でスタートゲートまで毎回歩いて400m上がるのは結構な運動。
会場でジェフリーとも合流し午後も練習。
午前に3本、午後に2本、少し足を挫いて、最後の1本はやらず練習は終了。
明日の予選タイムアタックは2本。
夜にロキソニン寿一テープをテーピングと一緒に巻き明日の予選に挑みます。
続く。。。Ep3へ
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